1週間、さうといはなくとも1カ月が1年であつたら、人は暦をつくつたらうか?
めづらしくスケジュールを確認してみる。取らぬ狸もやつてみたり。15日までの辛抱……。
NDLに行かうとおもつたのだが、登録利用者カードがみあたらず探してゐるうちに時間があんまり經つのであきらめた。古本はあんまり高いものは買つてゐないのだが、量はそれなり。
野口清水『和文タイプライタ最新文字の索引 類似解説付』五十音・いろは配列両用、関東タイプライター事務機組合、1966.3、1966.7(改訂増補10版)。
吉田健一『ヨオロツパの世紀末』新潮社、1970.10。
意譯聖典編纂會編纂『意譯聖典』中宗大師四百五十囘遠忌法要事務所、1948.4。
森田武「キリシタン文学」『岩波講座日本文学史』第5卷、岩波書店、1958.10。
池上禎造「文体の変遷」『岩波講座日本文学史』第16卷、岩波書店、1959.1。
築島裕『国語学』東京大学出版会、1964.5。
服部四郎『日本語の系統』岩波書店、1959.1。
石川梅次郎・浜久雄編校『詩韻含英異同辨』松雲堂書店、1972.7、1989.4(修正9版)。
23:55
文字を讀むのに暗すぎず、かといつて明るすぎない、といふのはなかなかよろしいものですね。自己流でも光源の位置と向きとでだいぶちがふなあといふのがわかります。なんといふか、外で本を讀むのには日陰がよろしいとかそんな感じ。
22:22
特に醫療系だとか、實例をやつたらめつたらあげるのだと、逐一それに報告者がつきまとふので、脚註の數がおびただしいことこのうへないのだなあ、とおもつた。引用文獻の形式くらゐまともにできないで論文を投稿するのはどうなんだらうか、とおもふのであつた。あと校正で體裁まで直されるのもみにくくてしかたないから作業をわけたほうが精神上よろしいんではないのかなあ。素人かんがへ。
23:36
0時過ぎに寐て、8時起床。9時に外出、10時に勤務開始。12時に休憩で13時に午後勤務。19時に退社で20時に歸宅。學校のときよりもずつと規則正しい。まだ體への影響はあきらかでない。
22:48
昨日買つた本を記さぬままに今日を迎へたのでいま記す。
けふはもじもじカフェ第5回であつた。感想といふか字源研究についておもふこと――字が生まれる瞬間を寫眞で取ること、立會ふことは可能なのか、といふこと。そしてまたそれは不可能であらうといふこと。
文字を生出すのははじめて書かれた一文字がすべてを引出すのであつて子供が増えるやうに生まれるといふことはないのではないか。
センセイおやすみなさい。I♥NYのTシャツ、けっこう似合ってましたよ。風邪がすっかりなおったら、飲みましょう。サトルさんの店で、もう秋だからあたたかいものをつまみに、飲みましょうね。
23:55
起きたらamazon.co.jpから荷物。
大貫妙子・D. C. M. C.『MOTHER3+』任天堂、2006.11.2。初回特典「おしのびどせいさんストラップ」つき。むしろこちらがめい(以下略。
Sergei Rachmaninoff, Pianist, The Philadelphia Orchestra with Leopold Stokowski and Eugene Ormandy, Conductors. Rachmaninoff Plays Rachmaninoff: Concertos Nos. 2 & 3. Tokyo: BMG Victor, 1990.6。CDの書誌つてどうやつて取るべきなのか。
Kiroro『キロロのいちばんイイ歌あつめました』ビクターエンタテインメント、2006.3。初回版ではないやうだ。1年出おくれ。
23:55
簡單な處理な筈なのに全くうまくいかない。
ibook:~/desktop kzhr$perl author.pl author.txt
として使ふperlスクリプトで、
Anonymous, Brabrabra, Barbarbar, Hogehogehoge, Barbar
といふ結果を得たい。author.txtは
Brabrabra Anonymous Hugahuga Brabrabra Anonymous Barbarbar Barbar Anonymous Barbarbar Hogehogehoge Brabrabra
であり、author.plは
#!/usr/bin/perl
my($file, @list, %num);
$file = @ARGV[0];
while (<>){
chomp;
$num{$_}++;
}
@list = sort { $num{$a} <=> $num{$b} } keys %num;
open TEMP, ">temp.txt" or die "can't open";
print TEMP join ', ', @list[0 .. 4];
となつてゐるのだけど、author.plを實行して得られたtemp.txtには、author.txtと全く同じものがコピーされてゐるだけである。どこで間違へたんだらう……。
21:23
JIS Z 8208が40年ぶりに改正ださうです。前規格がZ 8208-1965らしいので42年ぶりですね。まあ、校正記號を規格通りに使ふ現場を知らないので便利さうでも關係ないですね。
23:55
どれだけ温暖化しても地軸の傾きと北極と赤道の氣温差はあるので春はいつまでも地球の一囘りの或る時期を占める。だからすつきりしないままに日々は移らうともくるものは來る訣でけふは春一番の雨の日だつた。
太ミンと新ゴの歐文とハイフネーション規則無視と記號の混用にながされる日々。謎仕樣。
23:58
博覽強記、前者は努力次第でも後者は能力次第で後者の能力が私には全くかけてゐるので論文の類を書くことと縁遠かつたのだらうかとなんとなくかんがへてみた。ノートを作れるひとになりたいです……(謎)。ノートをつくるのは概略をきちんとまとめられるといふことでもあるしな……。うううううむ。
とりあへず購買録。辭書はかはず。
西川寧編『書道講座』第4卷「かな」、二玄社、1971.10。
五味文彦・高埜利彦・鳥海靖編『詳説日本史研究』山川出版社、1998.9。
河野稠果『世界の人口』東京大学出版会、1986.12。
『現代詩手帖』第37卷第6號、思潮社、1994.6。
『ユリイカ 詩と批評』第2卷第7號、青土社、1970年7月。『ユリイカ』第2期。このまへ買ひもとめた『ヨオロツパの世紀末』(吉田健一)は第2期第1卷第1號からの連載のやうで、第1囘目がほしかつたのだがなかつた。本號では金井美恵子の「森のメリュジーヌ」を收録する。
コリャード『懺悔録』大塚光信校註、岩波書店〈岩波文庫〉、1986.7。さんげろく、と讀む(「解説」p. 155)。
真宗教団連合編『歎異抄 現代を生きるこころ』朝日新聞社〈朝日選書〉、1981.1。
長田弘『深呼吸の必要』晶文社、1984.3。
23:59
ETVは星の王子樣。“apprivoiser”がなぜ「飼ひ慣らす」なのか、といふこと。池澤「apprivoiserとは、自分からおまへと絆を結ぶぞ、といふこと」。フランス人的自然征服。
半年ほどコンピュータの中で暖めつづけてゐるウィキペディア向け原稿を紙でいちど加筆修正を施してみようかとInDesignで整形。のちのち自動處理でつかへるやうにタグ付きテキストでも出力してみる。なぜ複雜な表をDTPソフトウェアにやらせないのかわかつた今日この頃。InDesignの標準的脚註の組みは結構謎。
23:55
ふだん仕事先に行くときは……と書かうとして、買ひ忘れたのをおもひだしたのだが、おーいお茶を一本買つていく。ペットボトルを買つていくならこれである。いちど午後の紅茶のミルク・ティを買つていつたがそれ一本で濟ますのは辛かつた。一週間ほどまへの豪雨の日、ふと立ち寄つたコンヴィニエンス・ストアでプラスチックでできた、簡單な茶こしと烏龍茶葉の入つたカップを買つて、それをけふ試したのだが、……そこに罅があつてもれてきました。茶葉の質には期待してなかつたんだけれど、自分で用意して淹れるといふもくろみは敢なくつひえました……。甘かつたです、はい。
23:55
買つてみた。昭和から10版を數へるらしい。補充活字が多くあるやうで、なんだか木活を見るやうである。いつからオフセットになつたのだらうか。本文は7ポか8ポで親字はその2倍。親は築地の系統で本文は秀英系か。印刷は惡い部類に入るだらう。革裝に金の箔押し。いかにも辭書といふ面持ちである。
書誌。
田中慶太郎編譯『支那文を讀む爲の漢辭典』山本書店出版部研文出版、1940.10、1995.4(10版)。なほ1から3版は田中の文求堂より刊せられ、4版以降現出版者。奧附では『支那文を讀むための漢辭典』となつてゐるがほかは『支那文を讀む爲の漢辭典』であるのでこちらを採る。4版序(「重印の序」)では長澤規矩也が舊版に一切手を加へてゐないとの旨記してゐるが、6版序(「訂正第六刷の序」)で修訂されたとの由記される。按ずるにこの版からオフセット化されたか。
青山剛昌『まじっく怪斗』第4卷、小學館、2007.3。13年ぶり新刊。はじめのはうは水彩だが最後の話はCGと時代を感じさせる。
23:55
「彼女の首を切つておやり」とほほゑみのままにいつた
ほほゑみは次の談笑にひきつがれるだらう
なぜか覆刻本を原印と間違へて買つてしまつた。買つたあとに見直してすぐ氣づいたのだからなにを見てゐたのだらうとしか思へない。
『名著複刻日本児童文学館第二集』第4卷「教訓假作物語」、ほるぷ出版、1974.10。
酒見賢一『陋巷に在り』第2卷、新潮社〈新潮文庫〉、1997.8。
酒見賢一『陋巷に在り』第4卷、新潮社〈新潮文庫〉、1998.9。
23:55
疲れるといふのがどういふことなのかいまだにわかりかねてゐるけふこのごろ(虚無感なら……)、午前は外を移動で歸社して午後の作業がだるくてしかたがなかつたのでした。一瞬意識が遠のいたこともあり寢不足もあるもののこれはいかに。休憩したりなかつたかな。
かひもの。
ジョゼフ・ジバルディ『MLA英語論文の手引』第6版、原田敬一監修、樋口昌幸譯編、北星堂書店、2005.2。
23:52
14時に家を出てNDLに行く。あんまりまともに見られず。土井忠生の書籍とTSAJを探しあぐねてゐた記憶あり。3册制限の壁は高い。
本をかふ。ブリタニカの國際地圖改版。しかし重いので預かつていただく……。といふわけで手許にあるのは、
新村出『日本吉利支丹文化史』地人書館〈大觀日本文化史薦書〉、1941.5。精興の文字が移ろひつつあつたことの史料でもある。
23:55
たまにまぢめに書き物なんぞしてみると、「最低限持つべき藏書」といふものはやはりあるものだ、とおもふのであるが、そんな餘裕もないよなあと、部屋のひろさと財布をおもふ。とりあへず講座の類は持つてゐたいなあ、興味のある1卷だけでは足りないことも多いし。
23:55
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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