さて、一段落したので解説をば。PCの調子が惡くなつてきたし、HDDの新しいのを買つたので、HDDを別のに移し替へやうと試みたのです。
そのHDD(Bとしませう)はデータ用にしばらく使つてたので、データをメインのHDD(Aとしませう)へ移動して、Bをfdiskからやり直したのです。そして、難なく再インストールを果たし、そして、データを移動してThunderbirdを起動し、プロファイルを作り直し、前のデータを移そうと「Inboxのみ切取りで」移動し、Thunderbird再起動…て、あれ、データが消えてる…(汗。
さう、なんか知らんが、Thunderbirdが、Inboxのデータを認識しないのであつた(ゎ。その後はてんやわんやである。しばらくぐだぐだとしてThunderbirdを見切り、EdMax(フリー)に緊急避難。データ形式が同じなのは前回の電八の件で知つてゐるので。それで、大部分のデータは保護。しかし、Inboxのデータはどうにも回復せず、2004/1以降のデータはない始末(ゎ。被害状況がいまいちわからないので、どうとも言へず。EdMax(フリー)にはスパムフィルタがないといふことなので、POPFileを入手、動作させる。とりあへず良好。EdMaxにヘッダの中身の判定がないのが痛い。
そして、この機械、まだドライバ類は概ね終はつたが、インストールするソフトウェア類がまだまだ。明日も忙しい。
01:07
實はと言ふかなんと言ふか、明日までテスト期間だつた。それがようやく開放されて、勉強らしい勉強も授業中くらゐしかやらなかつたが、どうにか終はつた。
おかげで眠い。
メイルが消える事件は、いまのところ、返信メールが殘つてゐることに助けられて影響は出てゐない。
22:31
最近讀書量が倍増してゐる。小學校とかこんなにもの讀まなかつたように思ふ。何してたか。覺えがない。我ながら謎の幼年時代。
…と、そんなことを書くのが目的ぢやなくつて、最近讀んだ本(-)・買つた本(+)をリストアップしておきます。
思ひ出したところでこんなところ。でも、リストアップすると案外少ない。ただし、學校の圖書館で借りた本は忘れてゐるものが多い。この中でいふと、-にあたるものだ。
01:20
今日は都合で部活を早引きして家に歸つたものの。……ウィキペディアがMySQLのデータをなくした?????
なかなかすばらしいニュースだと思ひます、ええ。
23:17
私が好きなのは文字なのか、言語なのか、どつちなのだらうか。個人的に今樂しいのはScriptingと、フォント製作。…文字かも。
01:12
今日部活の買出しで園藝用支柱(スチール製、1.5m)を買つて其の後に買物に行つたので。…コム・サ・イズムの店員さんごめんなさい。
誰もとがめなかつたのが不思議だつた。明らかに人を殺せますけどねえ?
23:53
German licenses launched―/.jp経由。
ついにドイツもかと思ふ。iCommonsといふのはいい取り組みだ。
00:48
あるようなないようなを讀んでゐてめづらしく引用をしたくなつた。大變めづらしいことである。我ながら。何せ、印象薄き人間なのだ。自慢のやうに聞こえかねないが。
海までは、ほとんど直線の道筋なのであった。ほんとうは最後の低い塀をまたがないで、少し右にそれて大回りするのがまっとうな道なのだったが、そこまで直線で来るので、すっかり勢いがついてしまい、まっすぐが止まらなかった。
この一片を讀んだとき、私も止まれずに低い塀を一足に飛び越えてしまつた。確かに、大回りをするとなんだか氣分をそがれたやうに氣分がひねまがる。勢ひがついた水が曲がり角でおとなしく曲がつてくれないやうに、私の氣分もおとなしく曲がることを良しとはしなかつた。しかし、普段はどうにも足をあげるのが恥づかしく、ためらはれる。それで仕方なく、女の子でさえ近道する道をぐぐうつと遠回りを敢行するのであつた。
病を得た筆者は部屋を眺めてゐて、回復期に入り、もろもろが四角や丸の形を持つてゐると氣づく。そして、どんどん丸や四角に「還元」していくが、ふとぞつとさせるものに氣づいた。
丸四角の積み上がりの中に、丸四角でないものがある。どうやっても丸四角にならないものがある。それは、横たわって丸だ四角だと喜んでいる自分じしんのからだなのである。こんなにたくさんのきれいな丸四角の中で、自分だけが異質のかたちなのである。
さんざん自分で丸だ四角だとやつてもはや線形しか殘らない部屋。その部屋で、自分はどんどん不定形になつていく。それは丸や四角などの整つたかたちとは縁遠い、なにやらかがうごめいたり、存在してゐる證なのだらうか。
23:32
ひとが無い頭精一杯使つて動いても忙しいのか知らん、誰も反應を示してくれないウィキペディア日本語版の方々。
いろいろ悲しい。
22:58
さざなみ用ページ。東風明朝のかなは嫌ひです(言明。ゴシックもあるんですね。といふわけで、それ以外。
▼TTEditの悲しい制限のせいでTTEditでさざなみは操作できない。哀。▼データが元氣すぎて、例へば、「逢」「旭」などでグリフが仮想ボディを飛び出してゐる。よくない。▼わかりきつたことだが、餘り見榮えがよくない。字面の大きさの統一も。▼JISの規格表は持つてゐないので誤字のチェックはできない。▼明朝が細すぎなら、ゴシックは太すぎ。▼ゴシックのかなは割かしいい感じ。
しかし、自動生成であそこまで行くのだから、和田研の研究は先見性がよほどあつたのだらうとしかじか。
狩野さん、ひとまづお疲れ樣でした。
19:28
最近財産を食ひつぶすために本があるのではないかと疑ふやうになつてきてゐる。
さて、昨日買つた本。「物語が、始まる」川上弘美著(isbn4-12-203495-7)「リア王」W. シェークスピア著、福田恆存譯(isbn-4-10-202005-5)「TrueTypeフォントパーフェクトコレクション」福沢英次&イムプレス編集部編(isbn4-8443-1937-x)
川上さんばつかり。
23:46
土曜日は10:00から印刷博物館。\1,300-。私と會ひたいなどとか言ふ殊勝な人は會つてもよいですよ?
22:41
枇杷の季節…をちょつとすぎたところである。此処らの風にあふられて、路傍に樹上でたわわに實る枇杷の實が、無殘にうち落とされて、ぐちやと潰れてゐた。
ところで、枇杷の季節である。枇杷といへば、私は樹上によく見るのだが、實際に食べたのは一度きりである。味はどうだつたかといふと、それをいつ食べたのか覺えてゐないくらゐに覺えてゐないのであつて、ただ、おいしく頂いたのだらうとは考へてゐる。
誰か私に枇杷を下されば思ひ出すかもしれませんと、言つてみる。
21:20
Oradano Mincho : non JIS X 0213 public domain TrueType font
ところで『世界古今名婦鑑』つて築地五号なの?
「クワクチヤウワタナベ和田研明朝」の仮名は製文堂築地体五号仮名から築地体M30五号仮名へ
似非築地
覚書
伝言
築竹フォントの出自資料。
セミナー、行つてきました。小宮山さんの「お説教」は身に沁みたし、岡澤さんの實演は、フォント作り自體はどこも變はらぬのだな、と感じた。
狩野さんは斜め前にゐたやうな氣もするが、もしかしたら、休憩中に彼と話してゐた人が狩野さんだつたのかもしれないと云々。要するに會へなかつたわけですな。
セミナーで貰つたレジュメの二十ページあたりの解説に用ゐられてゐるフォントが、どうもOradanoのオリジナルに酷似してゐる氣がするのだけど、これはなんですか?
今日は追記しまくり。築地前期五号假名と築地活文舎五号假名(レジュメ二十四ページ參照)の中間くらゐ?「あ」「い」「お」「が」「き」「こ」「ご」「な」「ば」「ま」「み」「る」「ゐ」は前期五号だが、「て」「と」「ど」「ふ」「ぶ」「ぷ」は活文舎。ただ、「ほ」「ぼ」「ぽ」や「む」は明らかにいづれとも違ふ。特に「む」は類型を今回の資料から見出せないし、そもそも私がこの字形を持つ「む」を見たことがなかつたりする。
見たことがないと書いておいたくせに、しかも、今回の資料から見出せないと書いたくせに、鼎談のリーフレットの七ページ、「た」「む」などかなりの文字が酷似してますな。ただ、「の」「ほ」「ら」、もしかすると「え」もOradanoとは異なるかもしれない。
21:56
痛みが吾を壓潰さうとしてゐる
肉が傷むならそれを切つてしまへばいい
しかしここにあるのは心の痛みだ
忘れられ行く者の痛みだ
改革が吾を虐げる
何ゆゑだ?
吾は戀人を棄てた男に
何ゆゑだ?
未だ同じ女なのかと笑はれなければ?
忘れられ行く日々の息吹を
吾々を豐かにして呉れるものを
忘れないでゐることの
何ゆゑだ?
何がお前の氣に食はないと言ふ
否吾は解つてゐるのだ
これが姥捨山を待つ姥であること等
――――
解説:今日移動中のことです。電車に乘る私の向かひの人の新聞の文化面の題名を見て、思はず涙ぐみました。
そこにはなんとあつたでせうか。季語「改革」とあつたのです。お互ひの言ひ分もまた涙を誘ふものでした。改革派は「ずれてゐる季語を正す」と言ひ、反対派は「傳統破壞の暴擧」と言つてゐました。いづれの意識にもグレゴリオ暦しか無いやうで、太陰暦とはすなはち過去のもので役立たぬものといふ認識が垣間見れたやうに感じたからです。
太陰暦の方が自然のリズムと一致してゐるといふことを鑑みれば、傳統を持ち出すまでもなく、こまやかに季節を表現できることだけで「ずれ」などと言ふのは莫迦の丸出しに過ぎないとお互ひに氣づくべきでせう。
日本は文語といひ、みづからを豐かにしてくれる二重生活を好き好んで捨てますが、その愚にいい加減氣づきはしないのでせうか。
23:22
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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