買つてみた。昭和から10版を數へるらしい。補充活字が多くあるやうで、なんだか木活を見るやうである。いつからオフセットになつたのだらうか。本文は7ポか8ポで親字はその2倍。親は築地の系統で本文は秀英系か。印刷は惡い部類に入るだらう。革裝に金の箔押し。いかにも辭書といふ面持ちである。
書誌。
田中慶太郎編譯『支那文を讀む爲の漢辭典』山本書店出版部研文出版、1940.10、1995.4(10版)。なほ1から3版は田中の文求堂より刊せられ、4版以降現出版者。奧附では『支那文を讀むための漢辭典』となつてゐるがほかは『支那文を讀む爲の漢辭典』であるのでこちらを採る。4版序(「重印の序」)では長澤規矩也が舊版に一切手を加へてゐないとの旨記してゐるが、6版序(「訂正第六刷の序」)で修訂されたとの由記される。按ずるにこの版からオフセット化されたか。
青山剛昌『まじっく怪斗』第4卷、小學館、2007.3。13年ぶり新刊。はじめのはうは水彩だが最後の話はCGと時代を感じさせる。
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——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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