8時45分ごろ起床。9時半ごろ出かける。
ウィキペディアドイツ語版關東在住者の集ひ(勝手に命名)in葉山に混ぜていただく。
今回は常連のひとりが歸國するといふことで、彼の希望で葉山に。誘はれたときは、葉山に行くよ、地圖だとここらへん(Google mapで示される)だよ、といふことで、なんか商業施設に行くのかなと思ってゐたら、海水浴場でした。
……なんの用意もない。しかたがないので海岸で荷物のみはり番など引きうけつつ立ってる。4時間。途中腰を下ろしたり、あしくびを囘したりして棒のやうにつっ立ってゐたわけぢゃあないのですが。ひがさがはりにいつも持ち歩いてゐるをりたたみがさを使ったので、當社比では燒けたのですが、一般的基準から言へばまだ白い、のかな…………。すこしはだが赤みがかってゐる。みなさん海水浴や日光浴に滿喫なさったさうでよかったことです。
かへりは逗子驛から津田沼驛まで直通でした。行きもさうだけれど、ほとほと遠いたびぢでした。ナボコフ『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』(講談社文芸文庫)讀了。『ロリータ』にはなかなか手が出ないのですが、これはとても濃密でいちど慣れればだいぶおもしろく讀める。種あかしが多いので、まへになにがあったのか覺えてられなくちゃだめだが。しかし、ナボコフの初の英語での作品にして、このうめき――もしも彼がロシア語で書きはじめていたならば、以上のような特殊な言語的苦闘を味わわなくてすんだであろう
。
23:55
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
DiaryMaker1.02b
Script written by れん©
Mail me for annul@karpan.net
annulをkzhrに@の後ろにmail.をつけてください。
著作權で保護されてゐる著作物は著作權者の許可なく、私的な範圍を超えた複製をしてはなりません。
Copyright some right reserved.
この日記のKzhrの作品については、
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(by-sa 日本)
の下でライセンスされています。