三馬。おつかれさま&このゼミで版本を讀む作業をどう考へるか。これがS先生やT先生のところならばさんざに指摘してもよいところであるが、さうぢやないのよね。ここで讀んだら次はなからう、といふほどの……。ちやんと見比べてねとしかいひやうがないなあ。
馬琴を讀む讀む。『好色一代男全通釈』上下卷、前田金五郎校註、日本古典評釈・全注釈叢書、角川書店、1980-81。が下卷しか入つてゐないことを殘念がる。
しやうやせうを何の氣なしに入れかへられるといふこと、それがばらばらになつたときにそれはそれ自身意味をなすこと、といふことは、ゐやゑがいやえ、ひやへと可換になる環境があつたこととどう關係してゐると見うるのかと考へこむ。たとへば、江戸時代のひとびとにとつて、語中語尾のハ行はア行であるのだから、翻刻にするときもア行で起すべきであるといふのは、さう簡單にいへることではない。
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——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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