一日在宅
なんとなく北大院の院生論集のウェブの目次を眺めてゐたら、かういふのを見つける:
高木維「ひらがな史の研究: 「る」の字形にみえる印刷・手書きの対照」『北海道大学大学院文学研究科研究論集』6 (2006): 223-38
『近世活字版目録』(多治比郁夫・中野三敏編、日本書誌学大系50、青裳堂、1974)を見て氣にしてゐたことではあつたが、實際にとり組んだひとがゐたとは! このひとには次の發表もある:
高木維「近世・近代における「し」の勢力拡大現象」『日本語の研究』3.2 (2007): 97
これは近代活字における「し」の字形を論じて矢田勉「鈴屋の文字意識とその実践」『鈴屋学会報』15 (1998): 27-39をもとにひもといたもののやうである。なんにでも先んずる人はゐるものだなあと感心する。要確認だ。
23:50
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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