なんとなくその2。マークアップのしかたが巧くおもひつかないので、pで流す。
第一貴きばうちずもの事
この貴きばうちずもは一世の中に一度より外授かる事叶はず一切のぜんちよらうにやく男女又はきりしたんの父母より生るゝ子共たりと云共おりじなる科とておやよりうけつゝく科あり成人してはおりじなる科の上に 私におかすべにあるかもるたるかの科有によつて後生を扶る為には皆ばうちずもを授からずんば有へからず其故はおりじな」(一ウ)る科計をうくるいとけなき者もばうちずもをさづからずして死すればくもなくらくもなきりんぼといひていつまでもでうすをおがみ奉る事なき所へおつる也 又せい人して後もるたると云おもきつみをおかす者はいんへるのにおひて其科の きやうぢうに随ひておはる事なきくるしみをうくる也さりながらばうちずもをうけ奉るほどの者は科の御赦しを蒙る也其後科なくして死せばさはりなくはらいぞのけらくにいたるべし
○ばうちずもにはうけてと授手の二人あり
まづさづけての手持べき事をあらはして次に」(二オ)さづかる者のたもつべき事をあらはすべし
第一授手ははあてれたるべしたゝし時にあたつてはあてれ有合給はずして其さつかるべきもの或はわづらひ或は死するほどのあやうきにおよび又はむびやう成共さはり有てやがてはあてれにあひ奉る事叶はざらん者には男女によらず有合たる人としてさつくる事かなふべき也たゝしなるべくは女よりもおつとのさつくべき事ほんゐなり
○さづけ様に三つの心ゑあり一にはさづかるもののかうべにすこしみづをかくべき事此みつはゐのもとにてもあれかはにてもあれ又うみの」(二ウ)うしほにてもあれくるしからず
二にはみづをかうべにかくる内に此もんをとなゆべき事
†ゑご。て。ばうちいぞ。いん。のうみね。
はあちりす。ゑつ。ひいりい。ゑつ。すひ
りつさんち。あめん
しぜん是を申事かなはざる人はかくのごとくとなへてさづくべし
それがし。でうすはあてれと。ひいりよと
すひりつさんとの御名を以てなんぢを
あらひ奉る也あめん
○こゝに心ゑあり此もんをとなへ はたして」(三オ)後にみづをかけてはばうちずもにならず又はみづをかけおはつて後にもんをとなへてもばうちずもにあらず故にことばとみづとおなしときにさづくべし せめてはもんをとなへはたさぬ内にみづをかけそむるかみづをかけはたさぬうちにもんをとなへはじむるかすべし もし此もんをたしかにおぼえずはとなへちがへまじきためにかき付たるもんをまへにをきよみてさづくべき也
三にはばうちずもをさづくるとの 心あてを以てさづくべき事心あてと云はゑけれじやの御さためのことく其人をきりしたんに」(三ウ)なすとおもふ事也
右三ヶ条を授けおはつて其人死せば即ちぐらふりやにいたる也
第二 ばうちずもをうけ奉る者は其年八つ九つまでのいとけなき者ならば 男女によらずいまだ達したる 分別なきによつて談ぎをきかするにおよばずさづくべきなりたゝし其年ころにてもおとなしきちゑ有と見ば大かたにひいですの事をゝしゆべき也又せい人の者ならば男女によらすばうちすもをさづけざるまへにかてきずもの談ぎをきかせひいですのことはりをゝしへへし科をかなしませ」(四オ)こうくはひさせ今より後でうすの御おきてをたもつべしとおもひさだめさする事肝要也もしばうちすもをさづかるべき人死するほどのあやうき事ありて談ぎをとく人なきにおゐては此すゑのことはりをよみてきかするかかたるかすべしもし又其ひまもなきほどのあやうきさいごと見ゆるときはたゝたすかるために きりしたんに なりたきとおとしつけかみほとけをすて此ばうちずもをうけ奉らば まことのでうす実の人にておはしますぜずきりしとの御功力を以てたすかるべきとしん実におとしつけ今までの」(四ウ)科をこうくはひ致すとさへいはばさづくべき也
15:45
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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