Diary/ + PCC + — HIMAJIN NI AI WO. Love Idle

2008年1月29日(火)

よみかたのパラダイムなんとか

たとへば、現代では死に顏がおだやかであつたとか、もがくとかを通じて、生の意味をつらぬくものを探さうとする。それが古典であれば瑞兆であり、紫雲などであつたりする。しかし、消える、といふのはどうか。磯良も消えたものに數へられると思ふのだが、磯良の場合、太郎を伴ふことによりなにが解決されたのかあきらかである。しかし、青頭巾の場合、單に執著が封印せられただけなのではないか。だからこそ骨は殘り、封のごとき青頭巾が色鮮やかに殘される。

近世の文脈だとぜんぜん違ふのだらうか。といふか、私はそもそもパラダイムで淺茅のはうを取りあげようとしてゐたのではなかつたのか。

23:55

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