訓辭を聞かなかつたので、ただ人に會ひに行つたやうにも感じられる。新成人の企劃で生まれて以來のできごとを振りかへる、てふのがあつたが、皇室ネタが必ず出るのはさういふものなんだらうか。
經年變化をとても感じる人と、經年を感じさせない人とがゐるのは必然であるが、おそらく、私に經年變化を感じた人はゐなかつたんであらう……。ふだんあまり呼ばれないので動靜をたしかめる機會はこれくらゐしかないのに、或はこれくらゐしかないので、確かめがたかつた。しかし、卒業クラスでいへば、感じさせない人ばかりで、式のあとのクラス會は、卒業式のあとに行つたボウリングや高校で2囘集つたときのにアルコールが入つただけのやうな氣もして、感慨ぶかし。
23:55
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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