友人と發表の相談のはずがなかば指導に。論文を渡してあつて、問題のある記述がごろごろしてゐるので考へも觸發されてゐるだらうと思ひきや、なにが問題かもわからなかつたといふ。クリティカル・リーディングのまねごとくらゐしてもよかつたのではないかな、文學部の學生なのだから。
どうせ放任といふけれど、相談できないひとがsupervisorといふのは辛すぎよう。そして、「箔」なんてどんぐりの背比べではないのだらうか。ただでさへ博奕をうつには心の臟が小さすぎるのだから、無理は避けたいのである。
昨日到著。
『一冊の本』朝日新聞社、2008年12月1日號。
借用。
福島邦道『天草版平家物語叢録』笠間叢書346、笠間書院、2003.1。書下しと正続続々『キリシタン資料と国語研究』に漏れてゐたものを録したもの。小松が書記史原論で卓見さを評價してほしいと書いてゐたことを全否定してゐて、爽快(怨みでもあるのか)(175-79)。
東京大学教養学部歴史学部会編『史料学入門』Iwanami Textbooks、岩波書店、2006.5。
23:55
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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