3日あまりも費やしたのだから、けふはしばらく閑居友のことをおいておいて、小説を讀んでみた。いや發心集も讀んだな、まあ、おほむね。
まづ3時くらゐから『停電の夜に』をよむ。あぢはひ深く珠玉の短編集。評語はさまざま與へられようが、蛇足以外にはならない類。夕食には鱈の照燒とキャベツの煮物が出て、發心集をいくらか讀んで、いまは『東京の昔』を讀んでゐる。『金澤』よりも身近な贅澤さが出てゐるやうに思はれる。古木君は本は讀めなくても文獻には詳しいやうだつた。
やれおつかないぢやないか。
23:55
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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