なんでよりによつて平成明朝を印刷局は使つてゐるのだらうか。リュウミンが好きなのでもないけれど……。松岡農林水産大臣柳澤厚生勞働大臣など懷かしい名前のならぶこの一年ばかりの官報をみる。法律家のためにIME開發會社がつを小書きにしないオプションを設けたと聞いたことはないけれど、たしかに小書きの「つ」も法律に進出してゐるのをみた。でも平成の小書きつて小書きかどうか確信が持ちにくい。
准教授が準教授でないのは、准將その他に倣つたからとか。準じるの意味としては、准は準の俗字であるさうである(新字源による)。
古文版ウィキペディアに文語版ウィキペディアが對抗意識を持つてゐるらしい。どちらもまだテスト中だしどちらにもまともに書ける人はゐないのだから、なかよく文法や文體の勉強などすればいいのに。形式に拘泥して執筆を躊躇することなかるべし。何ぞ誤謬あらば何人か訂さむ。恐るべからず。
といさましく書きつけるのはよいが、やる氣があればなんでもできる、のかな。そんなものなのかな。
23:55
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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