1900年代が近代活字の金の時代だとすれば、1950年代は銀の時代ではなからうか。一種の古典囘歸を呈したこの時代について、おほくのことがうしなはれてゐるが、まだ完全にはうしなはれてきつてゐない。この時代のすぐれた書體はまだ殘つてゐるのである。
けふは書體制作にとつて合理的な範圍とはなにかといふ問題をつきつけられる。商賣があるといつても、むしろだからこそ、手を掛けられる限界點はどこかといふ問題になるのだが、はてさて。
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——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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