「供述が真実とは思えない」 遺族に無念と怒りなどの報道をみるかぎり、供述内容を變へたことへの反應は、辯護士へも檢察へも向かず、ただ少年に向かつてゐるやうである。いふとほり少年の裏切りであるにしろ、さうでないのにしろ、或は死刑になるにしろ他の刑になるにしろ、少年は遺族を背負つていかねばならないのだが、それを少年はわかつてゐるのだらうか。
秋田縣の事件で地域は死刑を望むとの由。なにがあつたのかわかつてゐないのである。
滋賀縣の事件で被告人は疎外されたと勘違ひした鬼畜の犯行との論告さるとの由。日本といへども認めざるをえなくなる多民族時代が間近といふのになんたる無智と思ふが、事件報道にすらまともに接してゐないので、疎外はほんたうに勘違ひでないともいへないのだつた。
21:25
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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