ポイント活字資料としてどれくらゐ自分の藏書ができてきたかみてみたものの、ちいと題目の好き嫌ひで選びすぎた嫌ひがあるやうで、期待したほど通時的にみることができない。たださすがに『千一夜物語』全26卷は變遷がよくみえて興味深い。一字一字を表にしていけば精細な研究となるが、いまはまだしない。
知人が東京にいらしたのでお會ひして夕食をともにする。關心が中世日本と共通してゐる氣がするので(そして大先輩でいらつしやるので)たいへん樂しいものであつた。それにしても私はいつ出世拂ひがかなふのであらうか。
ギリシア國會の總選擧とかで、AP通信がギリシアの選擧概説を流してゐる。いつかの朝日では極右がそこまで議席を伸ばさないだらうとの觀測らしいが、おそらく差別投票でさらに複數の立候補者を選べないことからきてゐるのだらうが、差別投票 (preferential ballot) てふものがよくわからず。
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——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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