千葉にきてまともに颱風に遭つたのははじめてではないかとおもふのですが、壁越しに聞いてゐると、いつでもごうごうといふわけではないのだなと知りました。かういふときばかりは、外に出る必要がないのもありがたいものです。「てんきや」台風のアジア名のリストによれば、今回の颱風のアジア名はミクロネシアの言語のヤップ語で、美しくかぐはしいFitowといふ花によるとか。颱風の名前付といふのは、アミニスム的にFitowの靈が暴風雨となつて襲ふといふ考へなのでせうか。よくわかりません。
22:46
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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