起きたらとんでもない雨で、物憂かつたがそれでもでかけた。もじもじカフェは7囘目にして4囘目の參加で、次囘は參加しない(丁度ウィキマニアのために日本を離れる)から50%の參加率で、懇親會出席率は上位にあらう。
となりに坐つていられたのはType Projectの小澤裕さんで(ゆたかといふとはしらなかつた。改組前の學科の先輩にあたるらしいが、挨拶もさしあげなかつたのでいつか機會があれば。يوتاكاとお手本をつくつてもらつて(母音記號はなかつたと記憶する)、自分でやつてみていらした。筆の動きが速すぎたのかかすれてゐたが、さもあらう、字そのものは筋がよろしかつたやうにみえた)、おくれて鳥海さんがいらして、いちばんおもしろかつたのは、いま習つてゐるアラビア語教科書の著者がみえたことであつた(散會後に伺ふと、「日本語をタイプして、アラビア語は手書きした」とのこと。しかし版面を見る限りは和文は活版である。大學書林の改版では印面のかすれの特にひどいところを寫植でうちなほしてゐる(アラビア文字も)。かすれは改版に使用したものがとくに印刷がひどかつたわけではなく初版からひどかつたさうで不評だつたと仰るが、ひどい印刷業者だつたのか?)。實演はすばらしいもので、なるほど技術的には書道といふよりカリグラフィなのだつた。休憩の終りごろにالسلام عليكمと書かうとしてもらつたが(ああやつぱりالسلام عليكمねといふ聲も聞こえたがまあよい)、1本線を忘れたとかで後半をおへてといふことになり、當然忘れられたので一枚ももらへなかつた。
懇親會はみなさん早々にお歸りになり、はじめてお會ひした舩木さんとおはなしなどする。私も22時頃に歸宅の途についた。
23:55
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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