休講がおほいので講筵の席には一時間半しか坐らなかつた。その後は電子ピアノをたたいたり寐たり論文を讀んだりした。『近世活字版圖録』(後藤憲二編『日本書誌學大系』第61卷、青裳堂書店、1990.6)に載るところのひらがな活字使用のものの一覽をつくりもした。ひらがなをもちゐるもののうち、明治の金屬活字以降のものが少なからぬのには、一目違ふとわかるものの、いま金屬活字に對してもたれてゐるやうな「味」だとかが木活字にもとめられたのかと思つたのだが、字があまりに下手なのはいかがかと思ふ。
23:55
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
DiaryMaker1.02b
Script written by れん©
Mail me for annul@karpan.net
annulをkzhrに@の後ろにmail.をつけてください。
著作權で保護されてゐる著作物は著作權者の許可なく、私的な範圍を超えた複製をしてはなりません。
Copyright some right reserved.
この日記のKzhrの作品については、
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(by-sa 日本)
の下でライセンスされています。