わが校は入學式が遲いらしいやうでして、それでも小中學生よりははやいのではないかと存じますが、けふが入學式なのでありました。
しかし構内に適當な收容施設がなく餘所でやるため、巧くすれば大量の新入生と鉢合せになる虞はないのですが、けふは、書類當日に時間割を組むといふやうな面倒ごともあり、ぶつかつてしまつたのでした。舊教養部A棟に在學を證する書類を交付する機械があるのですが(さういへば、わが學科の某教授は學部長選擧で勝つたやうです(某出版社の新書の件もあり、「政治好き?」といふ聲を聞いたことがありますがどういふわけでかのかたが立候補なさつたのかは一學生にはわからぬといふものです)。けふは入學式に參加させられてゐたやうでした)、突然の強い雨を急ぐやうにそこに行くと、授業こそはじまらないものの授業のガイダンスがあつていよよ新學期といふのでそこも混んでゐたところに、なにをしてゐたのかはしらないけれども外に出たいらしいどこかの新入生が大擧しておしよせ、この列は何?といひながら押し寄せるので聲が非常に近く、「これはあれなんだよ」といふ納得のこゑで去つて、しかし機械がおそいのと列が長いので10分しても新入生と列がおはらないで、却つて新入生のはうがはやくゐなくなりました。
證明書をやうやくもらふと、雨はやんでそのあとは降りませんでした。
23:55
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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