久しぶりに(だと信じる)一日中だらだらする。このまへあんなアジテーション的文章を書いたことからわかるとほりウィキペディアへの關心が退潮しつつある今日この頃(そんな時期もある)でも、コンピュータのまへでずつといろいろ書いたりしてゐるので身體を動かさないのに食べるのだけは普通といふのが問題。
山口仲美『日本語の歴史』(岩波書店〈新書〉、2006.5)を讀了する。入門講座教員の指定書目。先木曜日までには讀んでゐる豫定だつたが、あまりみかけないのといまいち買ひかねたので讀み損ねてゐたのを、講座の友人に借りて讀むことに(え)。簡單に感想を述べると、本書では高校生の歴史教科書にあるやうなことをなぞつて書いてゐ、III章における係結びの歴史の紹介が講座の友人の印象に殘つたのもむべなるかなで、ここだけはさう當らないことも書いてゐなささうで、かつ、をもしろいのであつた。日本語の論理性や、言文一致、標準語制定などを巡る部分はひどいといはざるをえない。このやうな論調の文を讀むたびに、結局この人たちは古代の人々を莫迦にしてゐるのだらうか、とおもふのだが、本書においても同じ感想を抱いた……と、なんの具體的指摘もしない。讀めばわかる、ものでもありさうだけれど、詳細な指摘は明日にしよう(できれば)。
23:55
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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