『遠野物語研究』第9號(遠野物語研究所、2006.3)が研究室の前に置いてあつて「持つてけ泥棒(意譯)」とあつたので、目次にあつた「〈卷頭對談〉金屬民俗學と遠野」(内藤正敏他)に惹かれて讀んでみれば、金屬をめぐつて遠野の世界がさらに廣がる、遠野からはるかにネットワークが幻視される、スリルに滿ちた、といふのはかういふのをいふのだらう。自分の見る世界が變り、それを傳へることで相手の世界をも變へてしまふやうな、研究が出來たらいいなどと思ふがまあ冴えない研究にそんなことは起るまいから、高望みはべつのところでします。
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——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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