『聚珍録』のいふなればおじやんになつた(二度目の挑戰にあたるのだらうか)ゲラ刷りが築地電子出版のウェブサイトで一部公開されてゐるが、このときはまだ(?)冒頭の一文は「組版術」であつた。DNPのCTS?とおもつたら書いてある。讀假名を括弧で語の後に送つてゐるが三省堂本(といふいひかたがどうなのかは氣にしないでおく)では横に振つてゐたやうな氣がする。柱の組版重寶(潰れてゐて判然しないのだが、「寳」かもしれない、いちわう寶とする)記といふのは三省堂本にはない。これは秀英ぽくないので根據もなく本蘭と決め付けるがどうだらう。あと三省堂本はもつと餘白がなく字が詰つてゐるし罫もないので版面作りの違ひは大きいと納得した氣分になる(「教訓得たがり病」 by 川上弘美)。それともこれは文章の校正に遣ふだけで實際の版面はまた違つたのだらうか。
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