ハプスブルクの當主が、『20世紀の100人』(朝日新聞社)で特集を組まれてゐたときにまだ帝位を主張してゐるとかうんたらといふのを見たのだが、 Wikipediaを見ると繼承權を捨ててEU議員になつたとかあるのでをかしいなあと思つたのだが、そのWikipediaのジャコバイトの項目によればいまジャコバイトの系譜を引き繼いでイギリス王と目されてゐるのはバイエルン公なのであるらしい。最後のバイエルン王國の王の息子。父は王位を退位したといふのに……。そのジャコバイトの項目をみて、「女王陛下萬歳」の由來についての説明に合點が行つた(ちなみにその項目には拙譯が醜態をさらしてゐるのだが直される氣配がない。文語體は敬遠されるのだらうか)。それで、ジャコバイトへの防衞から生まれたのだといふのが正しいならば、スコットランド人がこれを穩やかに聞いてゐられるのだらうかなどと思ふが6番を哥はなければよいことになつてゐるやうである。妥協といふのか屈服といふのか。
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——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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