Diary/ + PCC + — HIMAJIN NI AI WO. Love Idle

2005年11月14日(月)

借りた本

宮崎一定『科挙-中国の試験地獄』(中央公論社、1963)、小松茂美『かな-その成立と変遷』(岩波書店、1968)。古事記があるのになぜか藉りる。『科挙』は池田先生によつて分析されてゐるやうに[1]、科擧制度を眺められる好著である。興に乘つてぐいぐいと讀んでしまつた。對して『かな』の著は、どこかで參考文獻に掲げられてゐて讀むべきと思うて藉りたのだが、王仁らのころに至つて漢字文化が「圖形」ではなく「文字」として入つてきたとの認識に、「漢倭奴國王」印を外交なくしてどうやつて得られるのかといふ「常識的觀點」の缺落を見て、だからかなを女性ばかり用ゐたなどといふ記述が世に横行しても平然としてゐられるのかーと感心し、どうやつて讀んで行かうか考へてゐる最中。

21:58

  • >だからかなを女性ばかり用ゐたなどといふ記述が世に横行しても平然としてゐられるのかーと感心し = 根據のない確信。 (kzhrさん) 05 11/14 23:51
  • 宮崎先生のは必読文献なのでしょうねえ。 (ふかはさん) 05 11/15 23:57
  • 宮崎先生のは必読文献なのでせうめえ. (ふかはさん) 05 11/16 0:00
  • めえでなくてねえでげす。 (ふかしさん) 05 11/16 0:03
  • 小松さんの息子は私よりも少し若い助教授。 (ふかはさん) 05 11/16 0:04
  • 息子は頭が良いのか悪いのか良く分りません。 (ふかはさん) 05 11/16 0:06
  • 必讀であると思ひます。事實に遊んで活き活きとしてゐる類の文章ではないでせうか。 (kzhrさん) 05 11/16 21:58
  • いいのか惡いのかわからない、といふのはお勉強は出來てもやることは莫迦だ、といふ人の謂ひの氣が……。書としてのかな、といふ展開が甚だ不滿なのですが。 (kzhrさん) 05 11/16 22:00
  • 小松さんの息子は科学哲学が専門で私には何ともわからないジャンルの人なのでした。 (ふかはさん) 05 11/19 21:53
  • なるほど。 (kzhrさん) 05 11/20 0:21
a(半角)と入れてください。
 
最近の日記
過去ログへの誘ひ:
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2015