時枝誠記『国語学への道 - 時枝誠記博士著作選II』(明治書院、1976)、吉田健一『英国の文学』(岩波書店<岩波文庫青194-1>、1994)。時枝のはうは、三省堂から出た舊刊本を復原し、それに本人の訂正を加へたもので、「もとの版が漢字の字体は新字体を使用しているので、本書もそれに従(吉田東朔「校訂覚書」p.169)」つたもの。吉田のはうは、理想社の印刷になり、書體も理想社に獨特なものか、見たことがない。「も」の一劃目が、三劃目に少し觸れただけで撥ねてしまふ。全體的に良く撥ねが見られるが、「な」の縱に絞つた感じは秀英のやうで、「い」は大きすぎで類似例が思ひあたらぬ。印面は寫植のやうな印象だが、これいかに。錦精社とかかな(例によつて適當)。
23:19
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
DiaryMaker1.02b
Script written by れん©
Mail me for annul@karpan.net
annulをkzhrに@の後ろにmail.をつけてください。
著作權で保護されてゐる著作物は著作權者の許可なく、私的な範圍を超えた複製をしてはなりません。
Copyright some right reserved.
この日記のKzhrの作品については、
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(by-sa 日本)
の下でライセンスされています。