下の畫像、攵なのか欠なのか。それで、といふのでもありませんが、今日本屋に行つて辭書の棚を見ましたら、府川さんの『難讀語辭典』(太田出版)があつたので早速立讀みしました(えー)。序と凡例だけ見て苦笑してをりました。帶の文句で謳はれた對象讀者であの文章がわかる人間がいくらをるのやら。
扨、同じ棚の段には三省堂の『解説字體辭典』(江守賢治、1998)が置いてありました。興味深い内容でしたが、ただ、楷書を明朝で再現しようとする誤謬にこの人も陷つてゐるのが不思議でした。同書店で『アイデア』の312號も讀みましたが、レイアウトが入替り立替りでなんだか不思議でした。しかし、府川さんのお宅は地震があつたらどうなるんだらうと冷や冷やするやうな作業場ですね……。
でしたばつかり。
20:52
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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