取次にまつはる本の不遇を訴へる文章を讀むと、ときたま、多民族國家(帝國)をなかなか巧みに生きてきたが、民族主義の波にもまれて遂に崩れた某國を思ひうかべないでもない。すなはち、民族自決を主張することを考へ直すだけの説得力を持つた政治をなしえなかつたといふ仕方がないといふ思ひと、でも、その後の悲劇を見れば、多少不滿が募つてもあれはあれでよい日々であつたのではないかといふ後悔。
18:16
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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