はしやぐ人々 忙しなく
常識の厚さでまばらに動く
遠卷きの人々 忙しなく
動かない足と追ひ續ける目
意味のありさうな文面を書く人
純化された常識にすがる人
嘲けてゐる目で羨む人
要するに生眞面目
愉しめない人
恨み言を
一つ
23:52
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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