後輩が苦勞するより、なんでもかんでも前はかうしてたから今度もさうしようね、が一番恐ろしい。今、十年目にして前例主義に陷りかけてゐるのがひしひしと感じられるのである。これ以上惡化したら、見てゐられなくなる。だから、せめてなし崩しにさうならないやうにはしたいのである。
22:29
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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