どこが滲みであるかを判斷するのは難しいが、うまくいくと、とても伸びやかな線條があらはれて、うつとりとする。小宮山さんの線の解釋で、一番うまくいつてゐるのは三號であると個人的に思つてゐるのだが、一號系統のは、「雄渾」よりも「端麗」な解釋が最も適してゐるからであらう。
23:28
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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