2004年12月11日(土)
石川九楊著『二重言語国家・日本 』(日本放送出版協会、1999)を讀む。牽強付會的な議論ではあるのだが、日本語は中國語の被植民地語であつた時代があつたとするなど、卓見も散見されて、この本だけを論據に云々することは難ありとしても、參考文獻の一册に加ふのであれば、攷察が深まるかもしれない。
14:21
と思つたが、三章の終り、かなり文が滅茶苦茶だね。 (kzhr さん) 04 12/12 11:45
植民地というか、植語地? ((違うか) さん) 04 12/12 20:13
朝獻國であつたので漢文を大量に扱ふ必要があり、そのために中國語の影響で日本語の構造が大變化した、といふのは面白い指摘だと思ひました。民間の移動も相當活溌でおかしくないので、文化的植民地にあたるかなと。 (kzhr さん) 04 12/12 22:18
以下門外漢の妄想:んー古代日本の「開発言語」(?)として漢文が作用した、その過程で他地域の漢文使いにとっても進出しやすい素地があった、ということかな? ((苦しい解釈) さん) 04 12/12 23:51
著者は漢文の影響で殆ど跡形もなく「日本語」は變化しただらうとしてをり、實際、未發達の言語が發達した言語に遭遇した時に、新しい言語の影響を受けて大きく變るさうですし、そんなに外してないかなと思ひました。ただそれでは説明できないことも多いのですがね。 (kzhr さん) 04 12/13 15:28
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——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め (中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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