將來の絶望の可能性を見せられたときに、悲觀論を唱へて、たゞ今を遲きに徹したとしか捉へられぬより、かうすればよいのではないか、と常に自己を更新していくはうがどんなに大事だらう(なほ、現状主義者の肯定ではない。現状主義者は、そんなことはありえないで片付けてしまふが、そんなのでは見せられたシナリオどほりに進むと宣言するに等しからう)。
23:09
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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