現在、オリジナルのかなを作つてゐる。理由は、やはり自分のかなが作つてみたくなつたことなのであるが、初めて一週間、これしか書けてをらず、しかも、まだ全然滿足が行かないから、奧が深い。
何が氣に入つて何が氣に入らないか。まづ、ほとんどが氣に入らない。ゆるやかなフォントを作らうと思つて書いてゐたのだが、「す」が思ひがけずシャープになつて、そしてそれが消す氣になれない壓力を持つてゐて、それで全部書き直し始めたのだが、「え」と「け」と「う」くらゐか、今OKと考へてゐるのは。これすら多分甘い考へ。
23:48
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
（中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984）
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