Diary/ + PCC + — HIMAJIN NI AI WO. Love Idle

2003年8月19日(火)

夏(17)

「おばちゃん、ストロベリー、一つ。」
と、子供が声をかけた。婦人は、ああ、と、振り向き、そちらに行こうとした。店の前に並ぶベンチを離れ、氷の台へ向おうとした、そのとき。

 だっ、がちゃん。

 駆け出す音がして、遅れて割れる音がした。
(仕舞った…!!)
 婦人は、急いでそちらに駆け出そうと、向こうに向き直った。すると、あの客が、食い逃げ客を追っているのが見えた。
(あ…。)
 婦人は、一瞬固まって、すぐはっとして、駆け出した。あの客は、大分年だろうに、ぐんぐん、若者の客へと吸い付くかのようだ。そして、若者の肩を掴んだ。

<続>

19:00

  • さあ急展開。因みにまだ終わらない(w (kzhrさん) 03 8/19 19:01
a(半角)と入れてください。
 
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