Diary/ + PCC + — HIMAJIN NI AI WO. Love Idle

2003年8月6日(水)

夏(4)

兎も角、眺め続けるより他ない。たまに、雨がざあざあになって、客が着ては、いくらか飲み物を買って、雨が落ち着くのを待って、しとしとと降る雨の中へ飛び込んでいく。

こういう風景というものは、見ていて、餘り、退屈を紛らわしてはくれない。ぴちゃん、ぽちゃん。雨が降る。ざあざあざあざあ。土砂降りが降る。

その人が来たのも、こんな日だった。軒端に人が駆け込んで、雨止みを待って去る天気の日。だが、その人は、他の人とは、どこかが違うのだった。

<続>

21:57

a(半角)と入れてください。
 
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