-夕暮れ- 梅雨が長引く 雲が茜空を覆つて 唯白くする 夕暮れは來ぬのか 唯白い雲は 觀て見ると、 唯白いだけぢや無いが。 後ろの色を全く隱す、 唯の覆ひで在るのみ。 だが、唯の覆ひよ! 何時まで其處に居る氣だ! 私を何時迄 是の白空の下に置くつもりだ! -コオド- Computerを操作する ――捕らはれる Computerに遣はれる ――逃げられぬ Computerの中に 見えないコオドが在り 見えないコオドが 私を遣ふ 對抗出來る? ――コオドが捕らへるのでなくて 君が遣はれに往くのだけど
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——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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