以前訳して、三条以降を公開していませんが、訳をするきっかけとなった世界に百人しかいなかったらとか言う本の訳者さんの憲法訳の広告を見てがびーんと来ましたので、柔らかさをもう一度考えて訳します。
日本国憲法
前文
私たち日本国住民は、公平に選ばれ信頼された議員で作る国会を通じて、私たち自身や子孫のために全ての国が繋がることから生まれる平和と、自由の恵みをこの大地の隅々まで行き渡らせ、又政府の行いで再び戦争の恐怖が来ることの無いよう決意します。そのうえで主権が市民にあることを宣言しこの憲法を確かに定めます。政府は市民の厳かな信頼により成り立ち、権威は全て市民より生まれ、それは市民からなる議員により行われ、その利益は市民が受け取ります。これらは人類全ての決まりで、この憲法はこれに基づきます。私たちはこれと異なる全ての憲法や法律、条令を取り除きます。
私たち日本国住民は、高い目標のもとで人々が繋がる絶え間無く続く平和を望み、自らの安全と生活を守ることや、世界の平和を愛する人々の正義と信頼を信じることを決意します。私たちは平和であろうと努力する世界社会で名誉在る地位を得て、奴隷制度や独裁の政治、圧迫や不寛容を地球から永遠に取り除くことが出来るよう決意し、全ての人々に恐怖や貧困から自由で、平和に暮らせる権利があることを認めます。
私たちはどの国も自分の国だけを考えればいいと言うわけではありません。また政治の道徳は広く世界に通じていて、このような法に従うことが独立を守ろうとし、ほかの国とのつながりを最も良くしたいとする全ての国の責務だと信じます。
私たち日本国住民は国の名誉に誓って、全ての力を尽くして高い理念や決意を成し遂げます。
20:56
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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