今熱しやすくてさめやすい私は「A scandal in Bohemia」訳中です。33行しか訳してません(死
まあ、第一行目を書き出すと…。
シャーロックホームズにとって彼女はいつでも「あのかた」であった。彼女を他の名でいうのを滅多に聞いたことは無い。彼の目に映る他の異性を覆い尽くしてしまっているのである。ただ彼女、アイリーン・アドラーに愛情とか言う感情を帯びて見ていたわけでもない。あらゆる感情でもとりわけ恋愛と言うのは冷静で正確、また平衡を取った彼の気質と相容れぬものだった。私は彼が世界中で最も推理と観察に優れた男であると思うが、ただ恋愛に関しては全く不案内であった。彼がその細やかな情愛を嘲笑と軽蔑抜きで触れたことは無かった。人の動機や行動を曝け出してくれるのだから、見ている分には結構なものだ。だが、訓練された推理の大家が繊細でよくよく調整された気質にそのような感情を入れこんでは、弾き出した結論に疑いを抱かせる要因になってしまう。彼の精密器具に砂が入り込んだり、高精度の拡大鏡に罅が入ったりするより感情の高まりが支障をきたしてしまうだろう。ただ、一人は彼にもそういう人は居るのだ。怪しげな記憶を残して逝ったアイリーン・アドラーである。
となりました。問題訳?んな事あ無い、ワトスン君の記述に正確に訳せば、あのひとだと恋人っぽくなるので却下なのだよ。
18:05
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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