今日の帰り道、古墳の周りにある遊歩道を歩いていると、低木に囲まれた謎のオブジェがあるのを発見した。眺めて、訳が解らんねと立ち去ろうとした時、後ろから声を掛けられた。知らないおじいさんが、僕と同じく今日発見したような人が、声を掛けたのだった。
「それは何だい。」
タイトルには陽だまりと有った。その人は近づくと、
「この上は涼しそうじゃないか。」と言った。
僕は、苦笑してモノを眺めた。
「夏なんかにさ。それにしたって、こう隠れてちゃあねえ。」
僕は同意した。
「一年に一回ぐらい供養してやらんきゃ。」
僕は声を上げて笑った。そして、礼をして立ち去ろうとした。
「君、学校じゃあないの?」
「これから、帰るんです。」
「早いねえ、どうしたの。」
「公立の受験があって、(受験が無い子は)早いんです。」
「そうなんだ。」
…これだけ。だけど、なんだかすごい印象的だった。
13:25
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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