高校入試は競争だそうである。
何が不満かというと、それがまるで入ったらおしまいのように感じられるからである。 そんなはずがあってたまるか、と思う。
人生に勝者なんて結局見出せないわけだし、その途中で勝ち負けを決めることができるのはルール付けされたもののみ。 要するに、高校入試に競争なんて言葉を使って欲しくないということ。はい。
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——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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