本日は
橋本進吉『傳記・典籍研究』『橋本進吉博士著作集』12卷、岩波書店、1972.5。
出雲路修『古文表現法講義』岩波テキストブックス、岩波書店、2003.9。題頁にあるのはIwanami Textbooksだから叢書名はそのはうがいいのだらうか。
を借りる。出雲路のものは、たのしまうといふことに重點があつてもくろみと外れる。なかで、出雲路が試驗で課した古文で物語を作れといふ問題の答案に、修辭以上の手をくはへてみせてゐるのに、改め方その他についてとくにコメントしないので表現を練達するといふのにはまつたくつかへないであらう(出雲路じたいそこまで達意ではないやうに感じるし)。
發心集4-6を見る。玄賓が大納言の北の方に戀をしてしまひ、それを大納言にうちあけて對面させてもらふも、肉體の不淨を凝らして破戒への道を防いだとのはなし。大乘的執著からの解脱であらうが、玄賓のやうな高徳の僧でさへこの觀法に頼るといふことは注目するに足る。
23:28
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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