『スバル』第1年第4號(昴發行所、1909.4)をながめてゐたら、木下杢太郎「三月の雜誌の内より」(p.97-) といふのがあつて、○吾人は批評といふことは餘程學問見識のある人がするので無ければ詰らぬと思つて居る。唯吾曹のすることは六號活字物として文壇の雰圍氣の構成に多少役立つに過ぎぬ。乃至雜誌の方からいへば、唯其裝飾に役立つのである。
といふ文をみつける。本文活字の大きさについてスバルのなかで差別があつたことは紙面を一見せば了せられるものであるが、出版界の趨勢としてそのやうな差別についてあきらかにしえればをもしろからう。
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——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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