Diary/ + PCC + — HIMAJIN NI AI WO. Love Idle

2007年1月31日(水)

よくねた

ひさびさに日付がかはるまへに寐る。けふは反動でまだ起きてゐる。

テスト終り……。ギリシア語自體は1-4まである、2年間の初中級向け講義なのだけど、池田さんは1, 2だけらしい。試驗がなんといふかやはりなあといふできだつたので、ときには眞面目に復習。

  1. Καδμος απεκτεινε τον δρακονα και τους οδοντας αυτου εσπειρε.
    p. 84; Kadmos: カドモス, Kadmos, -ou, m, nom, s; apekteine: 殺した, apokteinoo, impf, act, s, 3# "idian metera apekteine"といふのが頻出するのは、なに?; ton drakona: その龍を, ho drakodrakoon, -ontos, m, acc, s; kai: また; tous odontas: 齒を, ho odous, -ontos, m, acc, pl; autou: それ自身の, autos, -ou, m, gen, s; espeire: 蒔いた, speiroo, impf, act, s, 3.
    カドモスは龍を殺し、またその齒を蒔いた。

しようとおもつたけどapekteine解讀に時間をかけすぎたので寐る。借りた本と屆いた本の記録をば。

  • 加戸守行『著作権法逐条講義』五訂新版、著作権情報センター、1974.8, 2006.3(五訂新版)。
  • 小峯和明『説話の森 中世の天狗からイソップまで』岩波書店〈岩波現代文庫〉、2001.9。〔天草版エソポの物語は〕口語体のローマ字で表記される。序文によれば、日本語の稽古と道の教化が目的とされるが、ローマ字による言語支配も意図されていたと思われるとか。
  • 米井力也『キリシタンの文学 殉教をうながす声』平凡社〈平凡社選書〉、1998.9。過去の罪を未來において贖罪されんとする、この時間感覺はキリスト教的、だとか(26ページ)。
  • 高瀬弘一郎『キリシタンの世紀』岩波書店、1993.6。マイケル・クーパー師の "Rodrigues The Interpreter" (Cooper, Michael. New York, 197.4) の邦訳『通辞ロドリゲス 南蛮の冒険者と大航海時代の日本・中国』(松本たま譯、原書房、1991.1)は原著の抄譯であるとの記述がある。丁度その譯書があつたのでみたが、註をたしかに缺いてゐるものの原書の抄譯であるとかの記事なし。譯者は教へ子らし。原著がないかはりにポルトガル語版があり。謎。

屆きしもの。

  • 『一冊の本』第12卷第2號、朝日新聞社、2007.2。

23:55

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