・新玉川線は路線が變つたといふ感じもまつたくしないのでをもしろくない。澁谷から二子玉川驛へ入るときの交差には少しわくわくしたものの、それがさらなる線路の豫兆といふのではなかつた。東武から田園都市線へと續いて、中央林間から久喜まで行くと何驛あるのだらう。
・東急田園都市線溝の口驛の番線表示板の書體の選擇がJRのものと同じであるのどころか、色合、文字の大きさも近似してゐて(或は同一で)、一瞬JRのものと勘違ひをした。
・人と組織を錯誤してはならないとわかつてはゐつつも、組織を通じてのひととの接觸はこの錯誤へひとを誘ふ。心搖れるなんとやら。
・そしてまた組織がひとに代表される瞬間を忘れてもならない。
・M・エリアーデ『シャーマニズム』(堀一郎譯、筑摩書房〈ちくま學藝文庫〉)をすこし讀む。……讀み切れるかな。
・『一册の本』第11卷第10號(朝日新聞社、2006.10)屆く。いつもどほりの連載をのみ讀む。
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——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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