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2006年8月3日(木)

メモ

文字と繪文字のちがひを、單語か文章/概念かといふ違ひととらへてゐたのだが、『楔形文字入門』(杉勇、講談社《学術文庫》、2006.1)に純粋の絵文字というのは、たとえば二人が武器をもって戦っている場面をえがいて「戦い」の概念をあらわすことはできるが、「戦い」「戦った」「戦うであろう」などの概念のニュアンスをつたえることはできないといふのを読んで、このやうな明確化が文字により可能になつたことに感銘を受けた。文字への第一歩とは、すなはち、ニュアンスをできるだけ文字でつたへられるやうに――文字だけでコミュニケーションできるやうに――細かく記すことにほかならなかつたのだ。

02:27

  • プロレタリア通信 第三次ブント(June - Nov.)書記局発行 電子書翰 version 第二号(mixi よりの抜萃を中心とする) (ふかはさん) 06 8/3 15:24
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