どこまで行けば終るのか、そもそもこのゲームの最後に何が待つてゐるのか、それがどうにもわからないので生煮え的斷定だが、MOTHER3がそれ以前のゲームと違ふのは、章ごとに操作キャラクタが變ることよりも、街から街への移動といふのがなくなつたのが大きい。MOTHERやMOTHER2においては、街をあてなく歩いてひとびとの話を聞いてまはるのがをもしろかつたのだが、MOTHER3では、このやうな餘裕はいまだ得られてゐない。宛てがないぶん近いところしか見られず、話をしそこねた人がたくさんゐて、そこにおいても違和感を覺えるのである。
村から街へなるといふのが、あきらかに厭ふべきものとして提示されてゐるのもある。しかし、これから何うなつていくのだらうか。
22:54
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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