和稱蝦夷地といふのはいまでも殖民地、海外領土といひへるのだらうか。海外領土に行つて戻つてくるのは歸國といふのだらうか。
とはいへ訪れたのは觀光地化凄まじき小樽、觀光目的ではないので寒々しいのだけ目に付くこと、その昔工業・商業港として成立してゐた時代の移民の家で、移民當時の話を今囘の訪問ですこし聞き、聞く少し前に見た小樽港の靜かなのとの落差にその家系のいちわう戸主筋の長男坊は小樽最大の本屋でアウトレットの本で安く買つて喜んでゐた。
21:53
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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