卷き爪の進行が甚だしくなつてきたので、足の指を四角に切つてみるが、どうにも格好がつかない。足の爪は人に見せるわけではないから、まだいいのだけれども、手の爪では絶對にやりたくないものだ。
白川氏の説に全面的に與する與しないは別としても、藤堂氏の字源説は、杜撰なところがあるとしてよい。たとへば、「法」の古字には、「薦」の草冠と取つた形が含まれるのだが、「法」での字源解釋と「薦」との字源解釋が異なる。『漢字源(JIS漢字版)』(藤堂秋保・松本昭・竹田晃編、學習研究社、2003)を引く――「牛に似ていて角が一本の獣のかたち(薦)」「しかと馬に似た珍しい獣の姿(法)」。字通に説文での形が出てゐるが、同じ形に描かれてをり、確認を怠つた――このやうな珍しい要素の――としか云ひやうがない。
23:36
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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