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2005年9月7日(水)

借りた物

時枝誠記『国語学への道 - 時枝誠記博士著作選II』(明治書院、1976)、吉田健一『英国の文学』(岩波書店<岩波文庫青194-1>、1994)。時枝のはうは、三省堂から出た舊刊本を復原し、それに本人の訂正を加へたもので、「もとの版が漢字の字体は新字体を使用しているので、本書もそれに従(吉田東朔「校訂覚書」p.169)」つたもの。吉田のはうは、理想社の印刷になり、書體も理想社に獨特なものか、見たことがない。「も」の一劃目が、三劃目に少し觸れただけで撥ねてしまふ。全體的に良く撥ねが見られるが、「な」の縱に絞つた感じは秀英のやうで、「い」は大きすぎで類似例が思ひあたらぬ。印面は寫植のやうな印象だが、これいかに。錦精社とかかな(例によつて適當)。

23:19

  • 理想社なら錦精社ということはないと思います。 (フカワさん) 05 9/9 23:49
  • 問題の本は返してしまひました。はてさて。 (kzhrさん) 05 9/10 1:16
a(半角)と入れてください。
 
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