Diary/ + PCC + — HIMAJIN NI AI WO. Love Idle

2003年5月12日(月)

遊ぶ、捨てる、選ぶ、投げる

「序」

我は
風の橋を渡り、雲の島を巡り、
雨の峠を潛(くゞ)り、空(そら)の池を泳ひで、
虚に馮り、流に御す。
然り、風に乘り、
野を驅くること、即ち、
一つと成りぬれば、
只空(くう)を舞ふと成りき。

夢に落ち、目を深く閉ぢ居て、
我と
たゞむれに遊ぶるなれば、
我が夢園を開きて、
巡り巡ること、望みあれ。
己の
性にとうと氣付き、
全てを空(くう)と
成したく願(ねご)うと、
それば過日の願ひにて、
今氣付うた爲の物に非ず。

行くなれば、
去るべし。
行かぬなれば、
留まるべし。

選ぶも捨てるも、
遊ぶも見るも、
全ては己が
願ひにあらう。

「壹」

全てを吐き、
全てを捨て、
いくら恥ぢとも、
眞に裸となりて、
全てを無いものとし、
さうして新しいものとして、
我があれば
どれほど良からう。

「貳」

何も纒はず、
何も厭はず、
何も氣にせず、
何も考へず。

「參」

全ての力を拔き、
思ひ出の一枝を折つて、
遠くに投げる。

21:45

a(半角)と入れてください。
 
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